先頭固定
2026年4月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
結局大阪城で白山くん極がレベル39→72まで上がったし二筋樋の累積経験値が7300万超えたんだよね流石大阪城経験値効率がアホほど良い。あとは厚樫山周回して累積経験値7600万まで貯めてから山鳥毛にバトンタッチするか〜!夏は連隊戦と百鬼夜行もあるしな〜!
車通勤の時間なんかに使えないかな〜〜と思ってたけどfiio m21でオーディブル聞くことにしたわ。スマホの方は通勤中はとうらぶくんの無限周回編してるから触れないので。オート周回できるようになってからレベリングが捗っちまってよ 二筋樋の累積経験値がもうすぐ7000万超えるでこれ修行出したらカンストする勢いだわ。大阪城の経験値効率パネェ〜〜!極白山くんもレベル39から66まで上がったよイエー!
コナン見てきた
バイク全く描けないけどバイク乗ったうちの子とか華麗なるドラテクを披露するうちの子とか描きたくなる不思議。松田荻原ファンはタイトルコールで多分死んだし終盤の回想でもう一回死んでるよねこれ。怖いな~~二度刺しとか怖いわ~~~!!オタクの事を分かり過ぎてるよコナン制作陣。
あと横溝と千速ですよね。思ったより横溝が恋愛クソボケじゃなかったしラストォ!!!!!「悪いな」ってちゃんと自覚あるし行く予定ではあるんだね???へぇ…良いじゃん…長野県警幼馴染は大和がクソボケかましやがったから多分横溝千速の方が結婚早いでしょこれ やれ横溝大塚ボイスを存分に使いこなせ 照れる千速(みゆきちボイス)とてもかわいかったね…強いみゆきちボイスの女から出るよわよわボイスは非常に栄養価が高いね…
バイク全く描けないけどバイク乗ったうちの子とか華麗なるドラテクを披露するうちの子とか描きたくなる不思議。松田荻原ファンはタイトルコールで多分死んだし終盤の回想でもう一回死んでるよねこれ。怖いな~~二度刺しとか怖いわ~~~!!オタクの事を分かり過ぎてるよコナン制作陣。
あと横溝と千速ですよね。思ったより横溝が恋愛クソボケじゃなかったしラストォ!!!!!「悪いな」ってちゃんと自覚あるし行く予定ではあるんだね???へぇ…良いじゃん…長野県警幼馴染は大和がクソボケかましやがったから多分横溝千速の方が結婚早いでしょこれ やれ横溝大塚ボイスを存分に使いこなせ 照れる千速(みゆきちボイス)とてもかわいかったね…強いみゆきちボイスの女から出るよわよわボイスは非常に栄養価が高いね…
×くんとうとうイラスト投稿しても20いいねも取れなくなってきて草 アルゴリズムがもうよく分からんわインプレも伸びないし誰も見てねえからここからはより自由にやってけば良いってことだよなぁ!ヨシ!うちの本丸チラ裏落書き量産してくわ!👍
四月になってから全然更新してないじゃないのよ!!!!
危うく存在を忘れるところだった 三月も5回くらいしか更新してないし放置気味じゃないすか?まだここ作って一年経ってませんよ
先週は花見して怒涛の四連勤で疲れてちまってんのよ あ、QoAの新作イヤホン買いましたbijouってやつ。ビジュが良すぎて一目ぼれして買っちゃったbijou(ビジュー)だけに。やかましいわ。音質の違いは全然わかんないのでDAPもイヤホンもビジュアルで選んでる。bijouと水月雨のstarlightってイヤホンが私の中でビジュアル最強お気に入りイヤホンなのでヘビロテして使ってる。あとHANAのファンクラブにようやく入った。実は年末年始あたりから気になっててェ…アルバムと新曲も買っててェ…自分では膝くらいの浅瀬でチャプチャプしてるつもりだったけどノノガYouTube版見たら「推すわ」ってなったから実は肩まで沼に入ってたらしい そんなことある?あったわ 追加公演チケットは12日で販売終了しててタイミング悪すぎるってなったわ
危うく存在を忘れるところだった 三月も5回くらいしか更新してないし放置気味じゃないすか?まだここ作って一年経ってませんよ
先週は花見して怒涛の四連勤で疲れてちまってんのよ あ、QoAの新作イヤホン買いましたbijouってやつ。ビジュが良すぎて一目ぼれして買っちゃったbijou(ビジュー)だけに。やかましいわ。音質の違いは全然わかんないのでDAPもイヤホンもビジュアルで選んでる。bijouと水月雨のstarlightってイヤホンが私の中でビジュアル最強お気に入りイヤホンなのでヘビロテして使ってる。あとHANAのファンクラブにようやく入った。実は年末年始あたりから気になっててェ…アルバムと新曲も買っててェ…自分では膝くらいの浅瀬でチャプチャプしてるつもりだったけどノノガYouTube版見たら「推すわ」ってなったから実は肩まで沼に入ってたらしい そんなことある?あったわ 追加公演チケットは12日で販売終了しててタイミング悪すぎるってなったわ
2026年3月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
Introduction:side Moon
#刀剣乱舞
時の政府の三日月宗近たちの話
「これまでにない規模の歴史改変が発生しました」
時の政府、正史観測室。
巨大なモニターのブルーライトが、二人の刀剣男士を照らす。
一人は、白く長い髪に芥子色の装束を纏い太刀を佩いている。名を小狐丸。
もう一人は青い狩衣風の戦装束。そしてその双眸には月が浮かんでいる。名を三日月宗近。
共に三条小鍛冶宗近の手による刀剣から顕現された刀剣男士である。
モニターの前には政府所属のクダギツネ、こんのすけがちょこんと座って画面上で忙しなく視線を動かしている。
「時代は文永十一年――西暦1274年、文永の役。場所は太宰府です」
こんのすけがぽん、と前足でモニターをタップすると、九州の地図が映し出される。その地図上には赤い点――太宰府の場所が示された。
「正史において文永の役の際、太宰府への侵攻は九州の武士たちによって防がれました。しかしこの時間軸では博多湾の防衛ラインが破られ、太宰府へ元軍が侵攻。その勢いのまま元軍は九州全土を侵略し、虐殺を続けています。このままでは西国一帯が元軍に蹂躙され、都、そして鎌倉まで到達するのにそう時間はかからないでしょう」
「ふむ。しかしここまでの侵攻をなぜ許したのだろうな。文永の役では北条得宗家の号令の下、九州の御家人が博多湾に参集していたはずだが」
はて、と三日月宗近が首を傾げる。
「……この時間軸の鎌倉幕府には、北条時宗、あるいはそれに相応する力を持つ人物が存在しません」
「それはどういうことです?歴史を変えるために、歴史上の人物を殺したとしても、歴史の修正力により本人の代わりにそれに近い力を持つ者が台頭するはず。まして元寇は日本国がこれからも存続できるかどうかの瀬戸際の戦。審神者や歴史家の間で【日本歴史上一の守護者】とされる北条時宗が存在しないなどあり得るのですか」
小狐丸が疑問を口にする。
鎌倉幕府八代執権、北条時宗。
二度の元寇に対し、当時幕府として出来る限りの対策を行い元軍に相対した。
時宗たち幕府首脳陣の情報収集、作戦立案。そして九州の御家人や在地の武士たちの、まさに気狂いの如き敢闘。この2つが合わさり二度の元寇は退けられた。
かつて『元寇には神風によって勝利した』と実しやかに言われていた。
しかし現在では研究が進み、『神風――暴風や台風が直接の勝因ではなく、九州武士たちの抵抗が非常に強かったため元軍は太宰府を落とす事が出来ず撤退。その撤退中、神風に遭った』というのが定説となっている。
「確かに、時宗に代わる執権はいました。しかしこの時間軸を狙った敵は徹底していました。時宗を始めとした幕府首脳陣を少しずつ時間遡行軍と入れ替え、水面化で活動していた。彼らの行動全てが、こちらの観測上『多少の誤差』で収まる程度に……そして、機を見計らい一気に歴史の秤を動かした。二月騒動の長期化による北条得宗家への権力集中の失敗。それによる元寇対策の不備。駄目押しに時間遡行軍を元軍へ大量に紛れ込ませ太宰府を強襲。ただでさえ元寇に対する方針が決まらない体制不備を突かれた九州勢は抵抗するも、時間遡行軍が大量に紛れ込んだ元軍に押されたった一日で博多湾を突破され太宰府は陥落。元軍はそのまま九州全土を蹂躙。西国から一気に鎌倉まで攻め上る勢いです」
「既に正史の範疇からは大きく逸脱している、ということか」
「はい。国はこの時間軸を【国史に非ず】と判じました」
「つまり――」
この時間軸は、この先どうあっても『日本国の歴史にはならない』ということだ。
元――前身となったモンゴル帝国は、一度でもモンゴルに歯向かったが最後、徹底的に相手国の国民を殲滅するだけでなく文化、文明を破壊する。
国の文明、文化とその担い手たる国民の殲滅。
それは国の記憶の消滅である。
加えて元には時間遡行軍が与している。いくら「戦うために戦っている」などと揶揄された鎌倉時代の武士といえど、人外の時間遡行軍には敵わないだろう。
「これよりこの時間軸――便宜上【文永太宰府】と呼称しましょう。この前後の時間軸を正史から切り離し隔絶、封印処置を行う事を政府は決定しました。三日月宗近、小狐丸。あなた方二振には、現地で封印処置を行う準備及び文永太宰府の調査を命じます」
「まあ確かに、失敗例から学ぶことはあるからな」
「……三日月宗近」
「なに、ちょっとしたジョークというやつだ。許せ、ははは」
三日月宗近の皮肉とも取れる発言に、こんのすけは片眉を跳ね上げる。そんなこんのすけを気にする風でもなく、三日月宗近いつも通り和やかに笑った後、僅かに表情を引き締めた。
「しかし解せんな。この歴史改変のやり方では、確実に『日本』という国が残らないだろうに。……いや、寧ろ……歴史改変は単なる手段で、目的は他にあるやもしれんな」
「他の目的……ですか」
小狐丸が思案顔をする。
三日月宗近の指摘通り、これまでの歴史改変では、改変が行われても日本国自体が消滅することはなかった。歴史修正主義者が改変するのはあくまで『日本国の歴史』であって、日本国そのものが消滅するよう歴史改変をする事はない。
ならば、この歴史改変の目的とは。
「……文永年間から先、日本という国がなくなれば、我々に続く後の世の刀剣が打たれない。刀剣男士になり得る日本刀が存在しなくなり……この時間軸における我々側の戦力は平安、鎌倉までのごく限られた物になりますね」
「そうなったとしても、こうして他の時間軸を観測する手段がある以上、こちら側から世界を超えて戦力を送る事は可能だからなあ。それに、戦力を削ぎたいのであれば後鳥羽院の時代を狙った方が良い」
「ふむ……そう言われると確かに」
「……どちらにせよ現地に行ってみねば分からぬ、か」
三日月宗近の言葉に小狐丸は頷いた。現場の外であれこれ憶測を並べても、時間は過ぎて行くばかりである。
「――では、放棄される世界、【文永太宰府】の調査――はじめよう」
#刀剣乱舞
時の政府の三日月宗近たちの話
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「これまでにない規模の歴史改変が発生しました」
時の政府、正史観測室。
巨大なモニターのブルーライトが、二人の刀剣男士を照らす。
一人は、白く長い髪に芥子色の装束を纏い太刀を佩いている。名を小狐丸。
もう一人は青い狩衣風の戦装束。そしてその双眸には月が浮かんでいる。名を三日月宗近。
共に三条小鍛冶宗近の手による刀剣から顕現された刀剣男士である。
モニターの前には政府所属のクダギツネ、こんのすけがちょこんと座って画面上で忙しなく視線を動かしている。
「時代は文永十一年――西暦1274年、文永の役。場所は太宰府です」
こんのすけがぽん、と前足でモニターをタップすると、九州の地図が映し出される。その地図上には赤い点――太宰府の場所が示された。
「正史において文永の役の際、太宰府への侵攻は九州の武士たちによって防がれました。しかしこの時間軸では博多湾の防衛ラインが破られ、太宰府へ元軍が侵攻。その勢いのまま元軍は九州全土を侵略し、虐殺を続けています。このままでは西国一帯が元軍に蹂躙され、都、そして鎌倉まで到達するのにそう時間はかからないでしょう」
「ふむ。しかしここまでの侵攻をなぜ許したのだろうな。文永の役では北条得宗家の号令の下、九州の御家人が博多湾に参集していたはずだが」
はて、と三日月宗近が首を傾げる。
「……この時間軸の鎌倉幕府には、北条時宗、あるいはそれに相応する力を持つ人物が存在しません」
「それはどういうことです?歴史を変えるために、歴史上の人物を殺したとしても、歴史の修正力により本人の代わりにそれに近い力を持つ者が台頭するはず。まして元寇は日本国がこれからも存続できるかどうかの瀬戸際の戦。審神者や歴史家の間で【日本歴史上一の守護者】とされる北条時宗が存在しないなどあり得るのですか」
小狐丸が疑問を口にする。
鎌倉幕府八代執権、北条時宗。
二度の元寇に対し、当時幕府として出来る限りの対策を行い元軍に相対した。
時宗たち幕府首脳陣の情報収集、作戦立案。そして九州の御家人や在地の武士たちの、まさに気狂いの如き敢闘。この2つが合わさり二度の元寇は退けられた。
かつて『元寇には神風によって勝利した』と実しやかに言われていた。
しかし現在では研究が進み、『神風――暴風や台風が直接の勝因ではなく、九州武士たちの抵抗が非常に強かったため元軍は太宰府を落とす事が出来ず撤退。その撤退中、神風に遭った』というのが定説となっている。
「確かに、時宗に代わる執権はいました。しかしこの時間軸を狙った敵は徹底していました。時宗を始めとした幕府首脳陣を少しずつ時間遡行軍と入れ替え、水面化で活動していた。彼らの行動全てが、こちらの観測上『多少の誤差』で収まる程度に……そして、機を見計らい一気に歴史の秤を動かした。二月騒動の長期化による北条得宗家への権力集中の失敗。それによる元寇対策の不備。駄目押しに時間遡行軍を元軍へ大量に紛れ込ませ太宰府を強襲。ただでさえ元寇に対する方針が決まらない体制不備を突かれた九州勢は抵抗するも、時間遡行軍が大量に紛れ込んだ元軍に押されたった一日で博多湾を突破され太宰府は陥落。元軍はそのまま九州全土を蹂躙。西国から一気に鎌倉まで攻め上る勢いです」
「既に正史の範疇からは大きく逸脱している、ということか」
「はい。国はこの時間軸を【国史に非ず】と判じました」
「つまり――」
この時間軸は、この先どうあっても『日本国の歴史にはならない』ということだ。
元――前身となったモンゴル帝国は、一度でもモンゴルに歯向かったが最後、徹底的に相手国の国民を殲滅するだけでなく文化、文明を破壊する。
国の文明、文化とその担い手たる国民の殲滅。
それは国の記憶の消滅である。
加えて元には時間遡行軍が与している。いくら「戦うために戦っている」などと揶揄された鎌倉時代の武士といえど、人外の時間遡行軍には敵わないだろう。
「これよりこの時間軸――便宜上【文永太宰府】と呼称しましょう。この前後の時間軸を正史から切り離し隔絶、封印処置を行う事を政府は決定しました。三日月宗近、小狐丸。あなた方二振には、現地で封印処置を行う準備及び文永太宰府の調査を命じます」
「まあ確かに、失敗例から学ぶことはあるからな」
「……三日月宗近」
「なに、ちょっとしたジョークというやつだ。許せ、ははは」
三日月宗近の皮肉とも取れる発言に、こんのすけは片眉を跳ね上げる。そんなこんのすけを気にする風でもなく、三日月宗近いつも通り和やかに笑った後、僅かに表情を引き締めた。
「しかし解せんな。この歴史改変のやり方では、確実に『日本』という国が残らないだろうに。……いや、寧ろ……歴史改変は単なる手段で、目的は他にあるやもしれんな」
「他の目的……ですか」
小狐丸が思案顔をする。
三日月宗近の指摘通り、これまでの歴史改変では、改変が行われても日本国自体が消滅することはなかった。歴史修正主義者が改変するのはあくまで『日本国の歴史』であって、日本国そのものが消滅するよう歴史改変をする事はない。
ならば、この歴史改変の目的とは。
「……文永年間から先、日本という国がなくなれば、我々に続く後の世の刀剣が打たれない。刀剣男士になり得る日本刀が存在しなくなり……この時間軸における我々側の戦力は平安、鎌倉までのごく限られた物になりますね」
「そうなったとしても、こうして他の時間軸を観測する手段がある以上、こちら側から世界を超えて戦力を送る事は可能だからなあ。それに、戦力を削ぎたいのであれば後鳥羽院の時代を狙った方が良い」
「ふむ……そう言われると確かに」
「……どちらにせよ現地に行ってみねば分からぬ、か」
三日月宗近の言葉に小狐丸は頷いた。現場の外であれこれ憶測を並べても、時間は過ぎて行くばかりである。
「――では、放棄される世界、【文永太宰府】の調査――はじめよう」
ホワイトデー小話#刀剣乱舞
ふた→さに♂
昼休み。
二筋樋貞宗は片手に小さな包みを持ち、主である伊織の部屋に向かっていた。手にしている包みはシンプルかつ上品な包装がされている。彼の属する貞宗派を象徴するような、白と繊細な金の装飾が施されたそれは、ホワイトデーのお返しだ。
二筋樋は、こんなゴツい刀剣がこんな小綺麗で上品なモノを……と内心ため息をついた。他の貞宗派の兄弟と比較してもイカつい見た目で顕現している自覚がある分、余計にため息が大きくなる。
因みに包装は亀甲貞宗によるものだ。縛……ゲフン!包装なら任せてくれ!と妙に鼻息が荒かった。兄弟の勢いに少々引きつつ任せてみたら、こんなに上品な包装が完成するとは。二筋樋は亀甲の精緻な職人技に関心すると同時に、ちと大げさ過ぎやしないか……?と気が引けていた。
兄弟の厚意を無碍にする訳にはいかず、包装はそのままにして伊織の部屋へ向かう。途中、物吉貞宗と太鼓鐘貞宗とすれ違った。物吉からは無言のサムズアップ、太鼓鐘からはぶちかましてやれふた兄!と謎の激励を贈られた。
いや告白する中坊でもあるまいし。
貞宗の兄弟たちから明後日の方向にかっ飛んだ気づかいを受け取りながら足を進めていると、曲がり角から突然影が飛び出してきた。
「うお!?……ってなんだ、相棒か」
「その声は二筋樋か」
刀剣男士の反応速度で急停止したので、出会い頭の衝突は避けられた。
普段の伊織なら誰かとぶつかる寸前まで気づかないなど殆ど無いのだが、今回ばかりは様子が異なっていた。
――荷物が喋っている、と二筋樋は思った。
正確に言えば、うず高く積まれた荷物を抱えているため、伊織は前が見えない状態だった。
「なんだ?その大荷物」
「一文字の連中が纏めてホワイトデーの贈り物を持ってきてな」
「……6振り分の量か?それ」
「ほとんどが道誉一文字からの物だ。……贈答品は一振り一個までと条文に追加するか」
「……」
道誉一文字。一文字一家の『ビジネスマン』を自称する刀剣男士。ビジネスマンと言うが、実態はヤクザそのもの。兄弟の亀甲貞宗とも因縁がある刀剣男士だ。
他の本丸との演練で対戦することもままある。基本的に審神者に対しては紳士的で余裕のある態度を崩さない。
それは審神者――もっと言えば本丸と道誉一文字の間に一定のラインを引き、常に審神者を見定めているとも取れる。
俗っぽい言い方をすれば『チョロくない』『気位が高い』刀剣男士の一振りだ。
――以上が大抵の本丸における『道誉一文字』という刀剣男士である。
この本丸の道誉一文字は少し違っている。個体差と言えば良いのだろうか。
一言で言えば様子がおかしい。
どう様子がおかしいと言えば言語化は難しいが、とにかくおかしいのだ。
ホワイトデーのお返しに数箱分のプレゼントを用意するなど、人間の男ですら異常だろう。そう言うことだ。
あまりにも露骨で必死な道誉一文字に対し、二筋樋はドン引きした。
その様子のおかしい道誉一文字に動じないこの主も少々感性が変わっていると言うか神経図太いと言うか。だから余計に道誉一文字の様子がおかしくなるのではないだろうか。
伊織本人は刀剣男士を甘やかし過ぎというわけではないし、誰か一振りを特別扱いしているなどの主として不適切な言動をしているわけではない。
いわゆる飴と鞭タイプの主だ。
その飴と鞭のギャップをツンデレと解釈してしまうタイプの道誉一文字なのだろう。なかなか靡かない伊織に完全に沼っている哀れな刀剣、それがこの本丸の道誉一文字のようだ、と二筋樋は結論付けた。
ある意味飴と鞭方針は大成功だが下手したら事案に発展しかねない。本丸内で痴情のもつれは御免である。冗談ではなく本気で。
色々と言いたい事をぐっと飲み込み、二筋樋は口を開いた。
「……それで、お兄さん。そんな大荷物を抱えてどちらまで?」
「執務室には置けないからな。自室へ持って行くところだ」
「自室」
『伊織の自室』というワードに二筋樋の胸の内がそわりとする。顕現してふた月ほど経つが、出陣だ遠征だで忙しく、まだ彼の自室にお邪魔したことはない。
本丸によるが、審神者の部屋は執務室兼自室だったり、執務室と自室が隣り合ってたりする。伊織の場合は執務室と自室は少し離れているタイプだった。本人曰くオンオフの切り替えをするためにわざと執務室と自室を分けているらしい。
「……その様子じゃ部屋に着くまでにすっ転んで落としそうだな。半分持とう」
「助かる。中に酒瓶やら何やら、色々入っていてな」
二筋樋は伊織から箱を半分ほど受け取った。刀剣男士の二筋樋でも少し重いか?と思う重量を持って移動していた伊織に対し驚く。
伊織は花束と残りの数箱を持って自室へと向かって歩き始めた。残りの贈り物の量も相当あるのにすたすたと歩いていく。
花束は青と白の花を中心に、オレンジや黄色の花が差し色として散りばめられていた。華美な印象はなく、むしろ凛として涼やかで、伊織が持っていても違和感はなかった。
道誉一文字の趣味なら薔薇を大量に贈ってきそうだが、あえて伊織に似合う花束を誂えたようだ。
……別に贈り物の数や量で競っている訳でもなし、大事なのは相手が喜ぶかどうかだ。気後れする理由なんてない。
そう思いつつ、なんとなく伊織への贈り物をポケットの奥にねじ込んだ。亀甲には心の中で詫びた。
伊織の自室は草庵のような質素なものだ。10帖程度の広さで寝床は布団で、今はしまわれている。
付け書院のような棚には刀剣男士からの贈り物が飾られている。10年超えの本丸だからか、中には年季の入った贈り物もあった。それらは綺麗に手入れされている。壁面本棚は伊織の趣味の書物が並べられていた。
普段は執務室にいるか本丸内を見て回っているため、それ以外の物は置いておらず、必要最低限の物が置いてある部屋だ。
部屋は持ち主の心を写すと言うが、どうやら本当らしい。
伊織は持っていた一文字からの贈り物を部屋に置き、二筋樋からも箱を受け取った。
全ての箱をおろした伊織が「二筋樋」と言いながら手を差し出してきた。
伊織の意図を読めず、二筋樋の目線は伊織の手と顔を往復した。
「俺に渡すものがあるんだろう?」
「――なんで……」
「お前は――と言うより、お前たちは全員分かりやすい。朝から妙にそわそわしていたしな」
「……」
声にならない呻き声が口から洩れた。思わず顔を覆う。
朝からとか、洗面台で会った時からじゃないか。
耳まで熱い気がした。どう足掻いても自分はやっぱり彼には勝てないらしい。全て伊織の手の上だ。
二筋樋は自分を落ち着かせるためふー、と息を吐く。
意を決した二筋樋はポケットの奥にねじ込んだ贈り物を伊織に手渡した。ちょっと包装がシワになっている。
「……一文字の連中と比べたら貧相だが」
いろいろ恥ずかしく、ぶっきらぼうな口調で言い訳染みた言葉が出てしまう。
「そういう事気にするんだな」
「茶化すなよ……」
「開けても?」
「今ここでか?ってもう開けてる……」
包装の中にはちょっとした菓子折りと栞が入っていた。栞は木製で、丁寧に角が取られ、丸みのあるフォルムをしている。それでいて栞として使うために極限まで薄く作られていた。ささくれなどもなく、滑らかな手触りでよく手になじむ。熟練の職人の手による品だった。
「……何を贈れば良いか、よく分からなくてな。あんた結構本読むだろ、それで……」
「……ふ、ありがたく使わせてもらおう」
伊織の口角が持ち上がっている。意思の強そうな眼差しが、少しだけ緩んでいる。
あまり見たことのない種類の笑みだった。いつもの不敵な笑みでも、揶揄うような笑みでもない。
――ああ、これ、喜んでいるのか。本気で。
そのことに気づいた二筋樋は口元を手で覆った。もちろんにやけ顔を隠すためだ。
「……くく、気の早い桜だな?」
……隠したところで意味はなかったようだ。
はらりはらりと早咲きの桜が舞った。
ふた→さに♂
続きを読む
昼休み。
二筋樋貞宗は片手に小さな包みを持ち、主である伊織の部屋に向かっていた。手にしている包みはシンプルかつ上品な包装がされている。彼の属する貞宗派を象徴するような、白と繊細な金の装飾が施されたそれは、ホワイトデーのお返しだ。
二筋樋は、こんなゴツい刀剣がこんな小綺麗で上品なモノを……と内心ため息をついた。他の貞宗派の兄弟と比較してもイカつい見た目で顕現している自覚がある分、余計にため息が大きくなる。
因みに包装は亀甲貞宗によるものだ。縛……ゲフン!包装なら任せてくれ!と妙に鼻息が荒かった。兄弟の勢いに少々引きつつ任せてみたら、こんなに上品な包装が完成するとは。二筋樋は亀甲の精緻な職人技に関心すると同時に、ちと大げさ過ぎやしないか……?と気が引けていた。
兄弟の厚意を無碍にする訳にはいかず、包装はそのままにして伊織の部屋へ向かう。途中、物吉貞宗と太鼓鐘貞宗とすれ違った。物吉からは無言のサムズアップ、太鼓鐘からはぶちかましてやれふた兄!と謎の激励を贈られた。
いや告白する中坊でもあるまいし。
貞宗の兄弟たちから明後日の方向にかっ飛んだ気づかいを受け取りながら足を進めていると、曲がり角から突然影が飛び出してきた。
「うお!?……ってなんだ、相棒か」
「その声は二筋樋か」
刀剣男士の反応速度で急停止したので、出会い頭の衝突は避けられた。
普段の伊織なら誰かとぶつかる寸前まで気づかないなど殆ど無いのだが、今回ばかりは様子が異なっていた。
――荷物が喋っている、と二筋樋は思った。
正確に言えば、うず高く積まれた荷物を抱えているため、伊織は前が見えない状態だった。
「なんだ?その大荷物」
「一文字の連中が纏めてホワイトデーの贈り物を持ってきてな」
「……6振り分の量か?それ」
「ほとんどが道誉一文字からの物だ。……贈答品は一振り一個までと条文に追加するか」
「……」
道誉一文字。一文字一家の『ビジネスマン』を自称する刀剣男士。ビジネスマンと言うが、実態はヤクザそのもの。兄弟の亀甲貞宗とも因縁がある刀剣男士だ。
他の本丸との演練で対戦することもままある。基本的に審神者に対しては紳士的で余裕のある態度を崩さない。
それは審神者――もっと言えば本丸と道誉一文字の間に一定のラインを引き、常に審神者を見定めているとも取れる。
俗っぽい言い方をすれば『チョロくない』『気位が高い』刀剣男士の一振りだ。
――以上が大抵の本丸における『道誉一文字』という刀剣男士である。
この本丸の道誉一文字は少し違っている。個体差と言えば良いのだろうか。
一言で言えば様子がおかしい。
どう様子がおかしいと言えば言語化は難しいが、とにかくおかしいのだ。
ホワイトデーのお返しに数箱分のプレゼントを用意するなど、人間の男ですら異常だろう。そう言うことだ。
あまりにも露骨で必死な道誉一文字に対し、二筋樋はドン引きした。
その様子のおかしい道誉一文字に動じないこの主も少々感性が変わっていると言うか神経図太いと言うか。だから余計に道誉一文字の様子がおかしくなるのではないだろうか。
伊織本人は刀剣男士を甘やかし過ぎというわけではないし、誰か一振りを特別扱いしているなどの主として不適切な言動をしているわけではない。
いわゆる飴と鞭タイプの主だ。
その飴と鞭のギャップをツンデレと解釈してしまうタイプの道誉一文字なのだろう。なかなか靡かない伊織に完全に沼っている哀れな刀剣、それがこの本丸の道誉一文字のようだ、と二筋樋は結論付けた。
ある意味飴と鞭方針は大成功だが下手したら事案に発展しかねない。本丸内で痴情のもつれは御免である。冗談ではなく本気で。
色々と言いたい事をぐっと飲み込み、二筋樋は口を開いた。
「……それで、お兄さん。そんな大荷物を抱えてどちらまで?」
「執務室には置けないからな。自室へ持って行くところだ」
「自室」
『伊織の自室』というワードに二筋樋の胸の内がそわりとする。顕現してふた月ほど経つが、出陣だ遠征だで忙しく、まだ彼の自室にお邪魔したことはない。
本丸によるが、審神者の部屋は執務室兼自室だったり、執務室と自室が隣り合ってたりする。伊織の場合は執務室と自室は少し離れているタイプだった。本人曰くオンオフの切り替えをするためにわざと執務室と自室を分けているらしい。
「……その様子じゃ部屋に着くまでにすっ転んで落としそうだな。半分持とう」
「助かる。中に酒瓶やら何やら、色々入っていてな」
二筋樋は伊織から箱を半分ほど受け取った。刀剣男士の二筋樋でも少し重いか?と思う重量を持って移動していた伊織に対し驚く。
伊織は花束と残りの数箱を持って自室へと向かって歩き始めた。残りの贈り物の量も相当あるのにすたすたと歩いていく。
花束は青と白の花を中心に、オレンジや黄色の花が差し色として散りばめられていた。華美な印象はなく、むしろ凛として涼やかで、伊織が持っていても違和感はなかった。
道誉一文字の趣味なら薔薇を大量に贈ってきそうだが、あえて伊織に似合う花束を誂えたようだ。
……別に贈り物の数や量で競っている訳でもなし、大事なのは相手が喜ぶかどうかだ。気後れする理由なんてない。
そう思いつつ、なんとなく伊織への贈り物をポケットの奥にねじ込んだ。亀甲には心の中で詫びた。
伊織の自室は草庵のような質素なものだ。10帖程度の広さで寝床は布団で、今はしまわれている。
付け書院のような棚には刀剣男士からの贈り物が飾られている。10年超えの本丸だからか、中には年季の入った贈り物もあった。それらは綺麗に手入れされている。壁面本棚は伊織の趣味の書物が並べられていた。
普段は執務室にいるか本丸内を見て回っているため、それ以外の物は置いておらず、必要最低限の物が置いてある部屋だ。
部屋は持ち主の心を写すと言うが、どうやら本当らしい。
伊織は持っていた一文字からの贈り物を部屋に置き、二筋樋からも箱を受け取った。
全ての箱をおろした伊織が「二筋樋」と言いながら手を差し出してきた。
伊織の意図を読めず、二筋樋の目線は伊織の手と顔を往復した。
「俺に渡すものがあるんだろう?」
「――なんで……」
「お前は――と言うより、お前たちは全員分かりやすい。朝から妙にそわそわしていたしな」
「……」
声にならない呻き声が口から洩れた。思わず顔を覆う。
朝からとか、洗面台で会った時からじゃないか。
耳まで熱い気がした。どう足掻いても自分はやっぱり彼には勝てないらしい。全て伊織の手の上だ。
二筋樋は自分を落ち着かせるためふー、と息を吐く。
意を決した二筋樋はポケットの奥にねじ込んだ贈り物を伊織に手渡した。ちょっと包装がシワになっている。
「……一文字の連中と比べたら貧相だが」
いろいろ恥ずかしく、ぶっきらぼうな口調で言い訳染みた言葉が出てしまう。
「そういう事気にするんだな」
「茶化すなよ……」
「開けても?」
「今ここでか?ってもう開けてる……」
包装の中にはちょっとした菓子折りと栞が入っていた。栞は木製で、丁寧に角が取られ、丸みのあるフォルムをしている。それでいて栞として使うために極限まで薄く作られていた。ささくれなどもなく、滑らかな手触りでよく手になじむ。熟練の職人の手による品だった。
「……何を贈れば良いか、よく分からなくてな。あんた結構本読むだろ、それで……」
「……ふ、ありがたく使わせてもらおう」
伊織の口角が持ち上がっている。意思の強そうな眼差しが、少しだけ緩んでいる。
あまり見たことのない種類の笑みだった。いつもの不敵な笑みでも、揶揄うような笑みでもない。
――ああ、これ、喜んでいるのか。本気で。
そのことに気づいた二筋樋は口元を手で覆った。もちろんにやけ顔を隠すためだ。
「……くく、気の早い桜だな?」
……隠したところで意味はなかったようだ。
はらりはらりと早咲きの桜が舞った。
今日ぽこぽけ発売だけど普通に仕事だよヤダァ!いやswitch2がゲット出来てないから発売日にはプレイできないと思ってたので勤務希望入れてなくてェ Amazon探したら普通に適正価格で売ってたので通販させていただきましたァん!!!近くの家電量販店でも会員限定ではあるけどswitch2普通に販売してたし品薄解消されてるっぽい。switchの時みたいにならなくて良かったぜ~~~~到着は明日なので土日でぽこぽけやれるぞ
そして昨日からblender1冊目の教科書見ながらやり始めた 頂点をベベルは知らなかったわ。というかbibiさんのblender一年目の教科書意識してる?タイトルほぼ同じじゃん
Twitterのほうはなんかフォロワー増えたけど二筋樋描く人と思われてるのか二筋樋とそれ以外の反応の違いがあからさまだわね~~~~まあにわかフォロワーのことは知らん 俺は俺の描きたいものを描きます
そして昨日からblender1冊目の教科書見ながらやり始めた 頂点をベベルは知らなかったわ。というかbibiさんのblender一年目の教科書意識してる?タイトルほぼ同じじゃん
Twitterのほうはなんかフォロワー増えたけど二筋樋描く人と思われてるのか二筋樋とそれ以外の反応の違いがあからさまだわね~~~~まあにわかフォロワーのことは知らん 俺は俺の描きたいものを描きます
2026年2月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
今月入会してたけどなんだかんだで行けてなかったジムにやっと通い始めた。とりま30分くらいトレッドミルやるくらいだけど睡眠の質上がった?脳のアプデ入った?イヤホンつけてたから一時間くらい寝落ちしたくらいであとは全く中途覚醒してないはず多分。あと体組成計に乗ったけど体形そんなに変わってないのに体脂肪率やばかったから積極的に運動しますいやここ一年腹と背中分厚くなったかもとは思ってたんよ。
Colosoのリノツナ先生の講座久しぶりにやったわ 彩色の仕方わりと自力でやってた方法と似通ってて嬉しい。効率のいい彩色方法考えたら自然とそうなるよなって感じ。部位ごとに陰影着けるのはめちゃくちゃ絵がうまい人がやってる印象あるけど私がやると部位の描写に時間がかかり過ぎて効率悪いしね!あとやっぱり線画は最低限だよね。今まで無駄に皺とか描いてたけど最終的に陰影の着彩で線画と陰影が矛盾するんだよね。それで気色悪い陰影になってた部分あるわ。
二筋樋の刈り上げ?剃りこみ?しょりしょりする絵が1200いいね超えてて草なんだ なんだかんだみんな夢構図好きよね夢女子冷笑してくる割に これアークナイツワンドロやってたときも思ったけど画面の向こうの俺たちに話しかけたり視線が合うイラストいいね付きがち
おかしいわね~~~~もう二月半ばってどういうこと????禺伝行ったでしょもう二月半ばすぎてるのは分かってたでしょウッス。なんか気づいたら更新サボってたわ 二筋樋貞宗にドハマりしてお絵描きしまくってたからかな ふたさに♂楽しいわ
blenderはblender一年目の教科書二周目終わったので自力でモデリング始めて見た。手本が無いから効率の良いモデリング試行錯誤するので結構時間はかかるけど楽しいじゃんすけ…
あと平行してお絵描きの勉強続けてるけど最近手を描くときの解像度が上がったのでお絵描きめちゃくちゃ楽しい ドレープデッサンも続けてる 難しいけど線画じゃなくて陰影でシワを描く大陸系オシャイラストに近づきたい あれ陰影の色もおしゃれ過ぎるんだよな
blenderはblender一年目の教科書二周目終わったので自力でモデリング始めて見た。手本が無いから効率の良いモデリング試行錯誤するので結構時間はかかるけど楽しいじゃんすけ…
あと平行してお絵描きの勉強続けてるけど最近手を描くときの解像度が上がったのでお絵描きめちゃくちゃ楽しい ドレープデッサンも続けてる 難しいけど線画じゃなくて陰影でシワを描く大陸系オシャイラストに近づきたい あれ陰影の色もおしゃれ過ぎるんだよな
2026年1月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
テンキーなくてもblenderは出来るんだけどテンキー使うショートカットキーが多々あるんだよな~買うか~?それともDOIOのマクロパッドにテンキー割り当ててテンキーとして使う?そうすると左手デバイスと場所が干渉するからうーん Bluetoothのテンキー買うか~?
オオン 誕生日付近に色々ござったので自分の誕生日プレゼントを買う気が起きず時すでに1月27日――
なんか買うか自己投資に回すかで迷うわねコレ 創作は小説2本とイラスト一枚描いたから上々なんだけどナー!
あと予約してあったのに発売から10日経ってから配送ってAmazonくんそれはおかしくねえかい????ワイのblender勉強予定が崩れたんじゃが
なんか買うか自己投資に回すかで迷うわねコレ 創作は小説2本とイラスト一枚描いたから上々なんだけどナー!
あと予約してあったのに発売から10日経ってから配送ってAmazonくんそれはおかしくねえかい????ワイのblender勉強予定が崩れたんじゃが
後朝 #刀剣乱舞 ふたさに♂すけべ
18↑?
18↑?
シガーキス
#刀剣乱舞
二筋樋貞宗と伊織の話
時の鐘が鳴った。昼休憩の時間だ。
食堂で昼飯を平らげた二筋樋貞宗は、食後の一服がしたくなったので本丸内に設置されている喫煙所へ向かった。
この本丸には喫煙所が複数個所設置されており、時折刀剣男士たちが煙管やタバコを吸っている。
こういった福利厚生設備は本丸の主――審神者の嗜好が反映されている場合が多い。本好きの審神者なら図書室が充実していたり、料理好きの審神者なら台所設備に力を入れていたり、といった具合に。
それを考えればこの本丸の主――東伊織という男は喫煙者なのだろう、という仮説が立つ。
しかし二筋樋貞宗の目には、今の主は喫煙者には見えなかった。喫煙者特有の匂いが全くしない上に、その類の嗜好品を好む人物ではないと刑事のカンが言っていた。
本丸内に喫煙所が設置されたのは、刀剣男士たちの要望があったからだろう。二筋樋貞宗はそう結論付けた。
戦には直接関係ないが、嗜好品は軍の士気を高める重要な要素だ。
この本丸の主は、喫煙所を単なる親切心で設置したのではない。戦を円滑に運ぶための冷徹な判断によるものだ。
空恐ろしさを感じながらも、まあ俺もそのおかげで大手を振って喫煙出来るんだが、と感謝しながら喫煙所を目指す。近づくにつれタバコの匂いが濃くなってきた。先客がいるのだろうか。ここで古参の刀剣男士と交流するのも悪くない、と思って喫煙所を覗く。
「お、」
「……二筋樋か」
思ってもみなかった人物がいた。この本丸の主、伊織だ。
二筋樋貞宗のプロファイリングでは喫煙者じゃないという判断だったのだが、今回はカンが外れたか。
しばらく吸っていたのだろう、喫煙所にはうっすら煙が漂っている。
変わった香りのタバコだな、と二筋樋貞宗は感じた。こう言ってはなんだが、主の趣味ではなさそうな香りの銘柄だ。
――華やかで派手。そんな印象を受ける香りだった。
「意外だ。あんたも吸うんだな、タバコ」
「いや、これは……貰い物だ」
とぼけた顔でカマをかけてみたら、やっぱり主の私物ではないらしい。いつもの彼らしくない、言葉を選んだような口調だった。
――しかし、非喫煙者の主にタバコを贈るとは。
「ほう、タバコを贈られたのか。くくっ、そうかそうか。朴念仁に見えるが、あんたモテるんだな」
「何の話だ」
伊織は怪訝な表情で眉をひそめた。二筋樋貞宗の言っていることに全く心当たりがないようだ。
人間の見た目は刀剣男士の自分が評価出来るものではないとは思うが、落ち着いた言動は頼り甲斐があるし、刀剣男士としての二筋樋貞宗と同じくらいの身長、身体の厚みがあり、人間でいう所謂男前の部類に入るだろう。モテない理由が見当たらない。
「昔、遊郭では遊女が男に吸いかけのタバコを贈って誘いをかけていたそうだぞ?」
「……」
眉間に皴を寄せて主は押し黙ってしまう。
予想していた反応と違って、二筋樋貞宗は違肩透かしを食らった気分になった。
ちょっと揶揄ってやって反応を見たかったのに、そう言った反応がない、という事は。
「……おいおい、まさか押し付けられたのか?」
「……無碍には出来んだろう」
苦虫を嚙み潰したような顔でそう言い、溜息とともに煙が吐き出される。
――付き纏い。ストーカー。相手は誰だ。政府職員か、よその本丸の審神者か。二筋樋貞宗の脳内が刑事モードで高速回転する。
いや、待て。と二筋樋貞宗は己の思考に待ったをかけた。
彼は基本的に政府職員や他の本丸の審神者から贈答品は受け取らない方針である。収賄罪に引っかかる可能性があるからだ。
よって必然的に主が物を受け取る相手は刀剣男士に限られてくる。
加えて独特な――華やかで派手な香りのタバコを贈ってくる刀剣男士など、思い当たるのはごく少数だ。おそらくあの刀派のあの男士か、と二筋樋貞宗はアタリを付けた。
確かにあの辺の男士なら贈るだろう。ある種のマーキングか、と二筋樋貞宗は内心辟易した。
――それにしても。
(あんたなら断りそうな所だがな)
意外だ。冷徹に本丸を運営している男が、刀剣男士からの贈り物を『無碍には出来ん』だなんて。
顕現して初めて主の人間性――ある種の『甘さ』に触れた二筋樋貞宗は、強い親近感を抱いた。
生来の面倒見の良さと、『刀のお巡りさん』としての正義感から自然と言葉が出る。
「あんたの厚意に付け込んでいるのかもしれんぞ?お巡りさんの俺で良ければ話を聞くが」
「今のところ特に困ってはいないが……そうだな、相談に乗ってくれるならその時は頼む」
「勿論」
それからしばらく二筋樋貞宗と伊織は静かに他の話題で話し始めた。顕現してから数日、本丸に慣れたかとか、貞宗派の兄弟についてと言った当たり障りのない話から編成についての意見といった本丸の運営に関する話もした。
主は寡黙なタイプだが、喋りが下手というわけではないらしい。相槌が上手く話しの繋げ方が自然で、二筋樋貞宗は喫煙所に来た目的も忘れて話してしまった。
時報が鳴り休憩終了5分前であることに気づく。
そうだそうだタバコを吸いに来たんだ、と二筋樋貞宗は内番着のポケットを探る。だが目的のものが見つからない。
「ん?しまった、ジッポを忘れたな。悪い、あんた火を貸してくれないか?」
口にタバコを咥えたままで少し行儀が悪いかなと思いつつ、時間が惜しいので二筋樋貞宗はそのまま尋ねた。
伊織は全く気にした様子もなく、「分かった」と承諾した。
「すまん、ありが──ッ!?」
おもむろに主が身を寄せて来たので二筋樋貞宗は一瞬思考が止まった。隣にいたはず伊織の気配が、異常に近い。
視界には、伊織の顔だけが映っていて。
彼の口元に咥えられている吸いかけのタバコの火が、二筋樋貞宗の新しいタバコの先に押し付けられていた。
――ああ、これ、シガーキスか。
他人事のようにそう思った。どうやらかなり動揺しているらしい。動揺し過ぎて目の前の光景に現実感を感じられない。
主の――微かに香る涼やかな匂いと、タバコの匂いが混ざりあって、全くの別人のようだ。
そうなんじゃないかと思うほど、いつもと雰囲気が違う。
前をしっかりと見つめている目が、今は少し伏せられているところとか。
引き結ばれている口元が、今はタバコを咥えて半開きになっているところとか。
普段の実直で、朴訥な姿からは想像もつかないギャップに、脳の理解が追い付かない。
頭がぐらぐらする。呼吸も浅い気がする。
「ッ……!」
視界の暴力じゃないか。なんだこれは。しょっ引くぞ。
……しょっ引くぞ、と内心吠えるがこの状況を終わらせるのは惜しいと二筋樋貞宗は考えた。
この状況、刀剣男士にとってあまりにも『美味しい』からだ。
今や実戦配備された刀剣男士は120を超え、主と個別に会話するのは難しい。
加えて二筋樋貞宗は新参者。教育奉行の刀剣男士が付いているため、主との会話は教育奉行を通して行われる。
それが今は主――伊織と二人きり。そして物理的距離が近い。
みすみすこの状況を手放す理由が見当たらない。
刑事としての理性は、刀剣男士の本能には勝てなかった。
――仕方ないだろう。お巡りさんとはいえ、俺は刀なんだから。
そう言い訳をしていると、唇に感じる圧力で思考を引き戻される。伊織が微かに眉間の皴を寄せて「ん……中々点かんな」とタバコを押し付けたようだ。
体温を感じるくらい近いし吐息もかかって、これはリアルな口付けなんじゃないか、という勘違いを起こしそうなほど。
――なんだこれ。やばいなこれ。いや本当にやばいなこれ!?
頭の中でガンガン警鐘が鳴っている。ここから先はまずいぞ、と。
だが警鐘とは裏腹に、自然と左手が上がってしまう。
皆の主だから、俺は新参物だからと抑えていたモノが溢れ出す。
もっと欲しい。
もっと主を感じたい。
この、肉の身体で、彼と触れ合いたい。
暴力的で甘美な衝動のまま、主の背中に腕を回し、引き寄せようとした――。
「……点いたぞ」
「ぁ、ああ……」
長い長い刻のように思えて、時間にしてみればおよそ数秒。
二筋樋貞宗のタバコに火が点いた事を確認し、伊織はあっさりと体を離した。
空いた隙間がなんとなく寂しいと感じ、いや何考えてんだと二筋樋貞宗は内心で己の横っ面を殴り飛ばした。
妙な位置に浮いてしまった左手は、首を掻くことでごまかすことにする。
動揺を悟られないように努めて平静を装うが、身体が油を差し忘れた機械のように感じる。ちょっと動くだけでぐぎぎぎ、と体中の関節から音が鳴っていような錯覚がした。精神状態がこんなに身体感覚に影響するなんてな、などと冷静ぶって分析してみるが駄目だった。全くタバコの味がしない。というか、俺は今ちゃんと呼吸出来ているのだろうか。隣に感じる主の顔は絶対に見られない。『お巡りさん』として接していたのに、彼でとても破廉恥な妄想をしてしまったように思われて、とても後ろめたい。
……などと悶々考えていると、隣でふ、と息を漏らす音がした。思わず音のする方を見れば、伊織が忍び笑いをして二筋樋貞宗を見ていた。
「……ふ、どうした?焼き入れをした刀身のように真っ赤だが」
「……か――勘弁してくれ……」
全然バレてんじゃねえか!
二筋樋貞宗は顔を手で覆って座り込んだ。気づかないようにしていた顔の火照りを自覚する。おそらく体温は5℃くらい上がったんじゃないだろうか。
「くくく、人を揶揄おうとするからだ」
「ぐ……バレてたのか……」
好奇心は猫をも殺すとはこの事か。
しかしちょっとした揶揄いに対して、ここまでけちょんけちょんにしなくても良くないか。
恨みがましい視線を伊織に向けるが、彼は変わらず喉を鳴らして笑っている。
――これは……タチの悪い男の笑い方だな。
「……だが煙草の件はあんたの自業自得な気がするぞ」
手慣れている様子から、あっちこっちで刀剣男士相手にこんなことをしているのだろう。そりゃマーキングの一つもしたくなる。
苦し紛れにそう言ってやるが、主は全く意に介していない。
「お前たちは素直で揶揄い甲斐があってな。だが、今後は控えよう。とくに、『お巡りさん』を揶揄うのは良くないものな?」
「……くっそ……あんた、意外とイイ性格してるじゃないか」
痴情のもつれなど対応できんぞ、と捨て台詞を吐くが伊織はふっと笑う。
「何を言っている。相談に乗ってくれるんだろう?お前が言い出したことだぞ」
「あ、あんたな……」
伊織の言い分に二筋樋貞宗は思わず閉口した。
そう言ったのは確かだがあれはあんたが困っていると思ったからであってそれとこれとは話が別だろうが……!
二筋樋貞宗がそう言い返してやろうと口を開く。
――かぁん。かぁん。昼休憩の終わりを告げる時報だ。出鼻を挫かれた二筋樋貞宗を後目に、伊織は吸い殻を灰皿に置いて喫煙所を出る。
「ではな。また話そう」
ひらりと手を振り立ち去っていく伊織の背中を見送り、くそ、と悪態をついて二筋樋貞宗もタバコを灰皿に置いて内番へ戻った。
――また話そう。
気を付けなければ口角が上がってしまう、その言葉を嚙み締めながら。
#刀剣乱舞
二筋樋貞宗と伊織の話
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時の鐘が鳴った。昼休憩の時間だ。
食堂で昼飯を平らげた二筋樋貞宗は、食後の一服がしたくなったので本丸内に設置されている喫煙所へ向かった。
この本丸には喫煙所が複数個所設置されており、時折刀剣男士たちが煙管やタバコを吸っている。
こういった福利厚生設備は本丸の主――審神者の嗜好が反映されている場合が多い。本好きの審神者なら図書室が充実していたり、料理好きの審神者なら台所設備に力を入れていたり、といった具合に。
それを考えればこの本丸の主――東伊織という男は喫煙者なのだろう、という仮説が立つ。
しかし二筋樋貞宗の目には、今の主は喫煙者には見えなかった。喫煙者特有の匂いが全くしない上に、その類の嗜好品を好む人物ではないと刑事のカンが言っていた。
本丸内に喫煙所が設置されたのは、刀剣男士たちの要望があったからだろう。二筋樋貞宗はそう結論付けた。
戦には直接関係ないが、嗜好品は軍の士気を高める重要な要素だ。
この本丸の主は、喫煙所を単なる親切心で設置したのではない。戦を円滑に運ぶための冷徹な判断によるものだ。
空恐ろしさを感じながらも、まあ俺もそのおかげで大手を振って喫煙出来るんだが、と感謝しながら喫煙所を目指す。近づくにつれタバコの匂いが濃くなってきた。先客がいるのだろうか。ここで古参の刀剣男士と交流するのも悪くない、と思って喫煙所を覗く。
「お、」
「……二筋樋か」
思ってもみなかった人物がいた。この本丸の主、伊織だ。
二筋樋貞宗のプロファイリングでは喫煙者じゃないという判断だったのだが、今回はカンが外れたか。
しばらく吸っていたのだろう、喫煙所にはうっすら煙が漂っている。
変わった香りのタバコだな、と二筋樋貞宗は感じた。こう言ってはなんだが、主の趣味ではなさそうな香りの銘柄だ。
――華やかで派手。そんな印象を受ける香りだった。
「意外だ。あんたも吸うんだな、タバコ」
「いや、これは……貰い物だ」
とぼけた顔でカマをかけてみたら、やっぱり主の私物ではないらしい。いつもの彼らしくない、言葉を選んだような口調だった。
――しかし、非喫煙者の主にタバコを贈るとは。
「ほう、タバコを贈られたのか。くくっ、そうかそうか。朴念仁に見えるが、あんたモテるんだな」
「何の話だ」
伊織は怪訝な表情で眉をひそめた。二筋樋貞宗の言っていることに全く心当たりがないようだ。
人間の見た目は刀剣男士の自分が評価出来るものではないとは思うが、落ち着いた言動は頼り甲斐があるし、刀剣男士としての二筋樋貞宗と同じくらいの身長、身体の厚みがあり、人間でいう所謂男前の部類に入るだろう。モテない理由が見当たらない。
「昔、遊郭では遊女が男に吸いかけのタバコを贈って誘いをかけていたそうだぞ?」
「……」
眉間に皴を寄せて主は押し黙ってしまう。
予想していた反応と違って、二筋樋貞宗は違肩透かしを食らった気分になった。
ちょっと揶揄ってやって反応を見たかったのに、そう言った反応がない、という事は。
「……おいおい、まさか押し付けられたのか?」
「……無碍には出来んだろう」
苦虫を嚙み潰したような顔でそう言い、溜息とともに煙が吐き出される。
――付き纏い。ストーカー。相手は誰だ。政府職員か、よその本丸の審神者か。二筋樋貞宗の脳内が刑事モードで高速回転する。
いや、待て。と二筋樋貞宗は己の思考に待ったをかけた。
彼は基本的に政府職員や他の本丸の審神者から贈答品は受け取らない方針である。収賄罪に引っかかる可能性があるからだ。
よって必然的に主が物を受け取る相手は刀剣男士に限られてくる。
加えて独特な――華やかで派手な香りのタバコを贈ってくる刀剣男士など、思い当たるのはごく少数だ。おそらくあの刀派のあの男士か、と二筋樋貞宗はアタリを付けた。
確かにあの辺の男士なら贈るだろう。ある種のマーキングか、と二筋樋貞宗は内心辟易した。
――それにしても。
(あんたなら断りそうな所だがな)
意外だ。冷徹に本丸を運営している男が、刀剣男士からの贈り物を『無碍には出来ん』だなんて。
顕現して初めて主の人間性――ある種の『甘さ』に触れた二筋樋貞宗は、強い親近感を抱いた。
生来の面倒見の良さと、『刀のお巡りさん』としての正義感から自然と言葉が出る。
「あんたの厚意に付け込んでいるのかもしれんぞ?お巡りさんの俺で良ければ話を聞くが」
「今のところ特に困ってはいないが……そうだな、相談に乗ってくれるならその時は頼む」
「勿論」
それからしばらく二筋樋貞宗と伊織は静かに他の話題で話し始めた。顕現してから数日、本丸に慣れたかとか、貞宗派の兄弟についてと言った当たり障りのない話から編成についての意見といった本丸の運営に関する話もした。
主は寡黙なタイプだが、喋りが下手というわけではないらしい。相槌が上手く話しの繋げ方が自然で、二筋樋貞宗は喫煙所に来た目的も忘れて話してしまった。
時報が鳴り休憩終了5分前であることに気づく。
そうだそうだタバコを吸いに来たんだ、と二筋樋貞宗は内番着のポケットを探る。だが目的のものが見つからない。
「ん?しまった、ジッポを忘れたな。悪い、あんた火を貸してくれないか?」
口にタバコを咥えたままで少し行儀が悪いかなと思いつつ、時間が惜しいので二筋樋貞宗はそのまま尋ねた。
伊織は全く気にした様子もなく、「分かった」と承諾した。
「すまん、ありが──ッ!?」
おもむろに主が身を寄せて来たので二筋樋貞宗は一瞬思考が止まった。隣にいたはず伊織の気配が、異常に近い。
視界には、伊織の顔だけが映っていて。
彼の口元に咥えられている吸いかけのタバコの火が、二筋樋貞宗の新しいタバコの先に押し付けられていた。
――ああ、これ、シガーキスか。
他人事のようにそう思った。どうやらかなり動揺しているらしい。動揺し過ぎて目の前の光景に現実感を感じられない。
主の――微かに香る涼やかな匂いと、タバコの匂いが混ざりあって、全くの別人のようだ。
そうなんじゃないかと思うほど、いつもと雰囲気が違う。
前をしっかりと見つめている目が、今は少し伏せられているところとか。
引き結ばれている口元が、今はタバコを咥えて半開きになっているところとか。
普段の実直で、朴訥な姿からは想像もつかないギャップに、脳の理解が追い付かない。
頭がぐらぐらする。呼吸も浅い気がする。
「ッ……!」
視界の暴力じゃないか。なんだこれは。しょっ引くぞ。
……しょっ引くぞ、と内心吠えるがこの状況を終わらせるのは惜しいと二筋樋貞宗は考えた。
この状況、刀剣男士にとってあまりにも『美味しい』からだ。
今や実戦配備された刀剣男士は120を超え、主と個別に会話するのは難しい。
加えて二筋樋貞宗は新参者。教育奉行の刀剣男士が付いているため、主との会話は教育奉行を通して行われる。
それが今は主――伊織と二人きり。そして物理的距離が近い。
みすみすこの状況を手放す理由が見当たらない。
刑事としての理性は、刀剣男士の本能には勝てなかった。
――仕方ないだろう。お巡りさんとはいえ、俺は刀なんだから。
そう言い訳をしていると、唇に感じる圧力で思考を引き戻される。伊織が微かに眉間の皴を寄せて「ん……中々点かんな」とタバコを押し付けたようだ。
体温を感じるくらい近いし吐息もかかって、これはリアルな口付けなんじゃないか、という勘違いを起こしそうなほど。
――なんだこれ。やばいなこれ。いや本当にやばいなこれ!?
頭の中でガンガン警鐘が鳴っている。ここから先はまずいぞ、と。
だが警鐘とは裏腹に、自然と左手が上がってしまう。
皆の主だから、俺は新参物だからと抑えていたモノが溢れ出す。
もっと欲しい。
もっと主を感じたい。
この、肉の身体で、彼と触れ合いたい。
暴力的で甘美な衝動のまま、主の背中に腕を回し、引き寄せようとした――。
「……点いたぞ」
「ぁ、ああ……」
長い長い刻のように思えて、時間にしてみればおよそ数秒。
二筋樋貞宗のタバコに火が点いた事を確認し、伊織はあっさりと体を離した。
空いた隙間がなんとなく寂しいと感じ、いや何考えてんだと二筋樋貞宗は内心で己の横っ面を殴り飛ばした。
妙な位置に浮いてしまった左手は、首を掻くことでごまかすことにする。
動揺を悟られないように努めて平静を装うが、身体が油を差し忘れた機械のように感じる。ちょっと動くだけでぐぎぎぎ、と体中の関節から音が鳴っていような錯覚がした。精神状態がこんなに身体感覚に影響するなんてな、などと冷静ぶって分析してみるが駄目だった。全くタバコの味がしない。というか、俺は今ちゃんと呼吸出来ているのだろうか。隣に感じる主の顔は絶対に見られない。『お巡りさん』として接していたのに、彼でとても破廉恥な妄想をしてしまったように思われて、とても後ろめたい。
……などと悶々考えていると、隣でふ、と息を漏らす音がした。思わず音のする方を見れば、伊織が忍び笑いをして二筋樋貞宗を見ていた。
「……ふ、どうした?焼き入れをした刀身のように真っ赤だが」
「……か――勘弁してくれ……」
全然バレてんじゃねえか!
二筋樋貞宗は顔を手で覆って座り込んだ。気づかないようにしていた顔の火照りを自覚する。おそらく体温は5℃くらい上がったんじゃないだろうか。
「くくく、人を揶揄おうとするからだ」
「ぐ……バレてたのか……」
好奇心は猫をも殺すとはこの事か。
しかしちょっとした揶揄いに対して、ここまでけちょんけちょんにしなくても良くないか。
恨みがましい視線を伊織に向けるが、彼は変わらず喉を鳴らして笑っている。
――これは……タチの悪い男の笑い方だな。
「……だが煙草の件はあんたの自業自得な気がするぞ」
手慣れている様子から、あっちこっちで刀剣男士相手にこんなことをしているのだろう。そりゃマーキングの一つもしたくなる。
苦し紛れにそう言ってやるが、主は全く意に介していない。
「お前たちは素直で揶揄い甲斐があってな。だが、今後は控えよう。とくに、『お巡りさん』を揶揄うのは良くないものな?」
「……くっそ……あんた、意外とイイ性格してるじゃないか」
痴情のもつれなど対応できんぞ、と捨て台詞を吐くが伊織はふっと笑う。
「何を言っている。相談に乗ってくれるんだろう?お前が言い出したことだぞ」
「あ、あんたな……」
伊織の言い分に二筋樋貞宗は思わず閉口した。
そう言ったのは確かだがあれはあんたが困っていると思ったからであってそれとこれとは話が別だろうが……!
二筋樋貞宗がそう言い返してやろうと口を開く。
――かぁん。かぁん。昼休憩の終わりを告げる時報だ。出鼻を挫かれた二筋樋貞宗を後目に、伊織は吸い殻を灰皿に置いて喫煙所を出る。
「ではな。また話そう」
ひらりと手を振り立ち去っていく伊織の背中を見送り、くそ、と悪態をついて二筋樋貞宗もタバコを灰皿に置いて内番へ戻った。
――また話そう。
気を付けなければ口角が上がってしまう、その言葉を嚙み締めながら。
昇降デスクめっちゃ欲しい~~~~ってなってる
昇降デスク自体が割と高めなのもあるけど大体4万くらいからか~~~まあなんとか買えるかも…ずっと座ってるの辛くてェ…
座りっぱなしはやっぱり足がむくんでやべ~~~のでェ…
昇降デスク自体が割と高めなのもあるけど大体4万くらいからか~~~まあなんとか買えるかも…ずっと座ってるの辛くてェ…
座りっぱなしはやっぱり足がむくんでやべ~~~のでェ…
朝活でblenderのチュートリアルをやったけど動画のバージョンが古くて同じ操作がblender5.0で再現できなかったので今日の成果物はなしよ~~~~~~~~ん なるべく新しいバージョンのチュートリアル使お…
blenderのチュートリアル講座並走しながら出来るようになってきたしモデリングのスピードは上がってきた気がする。これ昨日覚えたやつだ!みたいな感じで先回りモデリングがチョットダケデキルヨウニナッタヨ。ある程度小物や建物自然物の作り方のチュートリアル終わらせたら自分の描きたいイラストに合った資料集めてモデリングをしてみようかな~~~~
2025年12月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
BOOTHで売ってた左手デバイスが届いたのでキーマッピングしてみた クリスタの他にblenderのショートカットも設定したいね








































雑記&イラスト・小説置き場
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◇◆ 作品リンク ◆◇
◎一次創作 シナトの太刀風
◎二次創作 刀剣乱舞
◇◆ 更新履歴 ◆◇
2026.3.29 刀剣乱舞小説、刀剣乱舞イラストまとめup
2026.3.14 刀剣乱舞小説up
2026.1.27 刀剣乱舞小説up
2026.1.18 刀剣乱舞小説up
2026.1.1 新年イラストup
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